ゆずたデザイン

好きなこと、書きたいこと、描きたいものを集めた雑記ブログ

怒ることで子供に与える影響と、怒らないたための対策

育児って本当に思うように行かなくて大変ですよね。


私はよく怒る母のもとで育ったので、怒ることでどう子供に影響するのか、自分自身が体験として知っていることがあります。
そして子供には同じことをしないと心に誓って育児を始めました。


でも思うように行かずに何度声を荒げたか。
感情的に怒り、子供を泣かせた日は、子供の寝顔を見ると胸が苦しくなり、後悔でいっぱいになる、そんな日を何度も過ごしました。

親と同じ育て方を繰り返す、そんな言葉に怯えながらも絶対にそうなりたくないと試行錯誤を繰り返し、今の育児のスタイルに行きつきました。



今は『怒る』ことはかなり減りました。
それでも自分の都合で、まだまだ怒ることがあります。
何度も何度も修正しながら、自分の理想の育児スタイルに近づけるんだと思っています。


怒ることが減ると、自分を責めることも減ります。
正しく叱れるようになれば、子供も伸びます。

 

 

怒りすぎると子供はどうなる?

感情的に怒ることでの子供への影響

脳が変形する

子供は大きなストレスを受けることにより、脳が変形するそうです。
変形すると知能や理解力の発達にも悪影響が出るそう。
これを大人になってから知って、なるほどと思いました。


私は長いこと、暴力を含めた母の感情的な怒りに支配されていました。

私は大人になって心の問題が解決するまで、依存的で、突発的で集中力が持続できず、すぐに不幸の道へ行くという、危うい人でした。
皆が声を揃えてそっちはダメだよ!と言っても、その意味がわからない。
人の愛情からの言葉が伝わらない。そんな状態でした。


今思えば、依存的だったのは子供の頃に正しく依存出来なかったことの代替行為で、すぐに不幸の道へ行くのは、不幸せな環境がずっと自分の居場所だったから帰るだけのことだったんだと思います。

でも周囲の人の言葉の意味や、どうしてそんな事を言ってくるのか、ということを全く理解できなかったのは後になって不思議だったけど、脳が萎縮するというのを聞いてなるほどと思いました。


ただ、リハビリはできると思います。経験して実感しています。

その後は反動のように、他人の言葉を聞きすぎ振り回される人生も歩み、その後、自分を軸に行動できるようになったので。凄く苦労はしますが、自分次第で変わることもできます。

ぬぬぬ。過去を振り返るとモゾモゾします。

泣いている子供のイラスト

自己肯定感が低くなる

一番認めて欲しい親に、怒られてばかりいると、子供の自己肯定感は低くなります。
自己肯定感とは『ありのままの自分を受け入れる』こと。
自己肯定感が低いと

  • ネガティブになりやすい
  • 自分に自信が持てない
  • 不安感が強い
  • 周りに流されやすい


このような状態になると言われていて、子供時代にこの状態になってしまうと、沢山の経験と成長の機会を逃してしまいます。


そして自己肯定感の低い私は小学校の頃、運動も勉強も全くできませんでした。
でもある一人の担任の先生が、私の頑張りを認め、褒めてくれたことで、一気に成績が上がり、運動までできるようになったんです。マラソン、徒競走、初めて好成績を出したほか、できなかった跳び箱も逆上がりも、急に出来るようになったんです。

これを考えると自己肯定感って凄くないですか?
子供に必死で勉強させるよりも、自己肯定感を伸ばす方が、好成績を取る近道ですね。

 

嘘をつくようになる

怒ってばかりいると、子供は怒られたくなくて嘘をつくようになります。
一時凌ぎの嘘とか、バレバレの嘘を平気でつく。私もそうでしたがとにかく今怒られる恐怖から逃げたい、それだけなのです。
これを繰り返すと、嘘をつくことに対して罪悪感を感じなくなってしまい、自分を守る、人から注目を浴びる、心配してもらう、そんな手段として嘘を活用するようになってしまいます。

 

人の顔色を伺う

怒られたくないので人の顔色を伺うことが癖になります。
顔色を伺うのが癖になると、人の顔色に振り回され、自分らしさを失い疲弊します。

 

怒られていることしか理解できない

これは親目線だと衝撃かもしれませんが、本当です。
怒っている内容1ミリも入ってないことなんてザラです。
わかっているんです、何で怒られているかは。でも、だから次にどうしよう、っていう考えにはならないんです。
怒られている最中は、対象の人が怖い、早く終わるよう願う、周りの目が気になる、どうしたらこれ以上、今怒られることを防げるかそんなことばかり考えているので、内容が入るわけがないんです。
怖いとか悲しいとか不快な感情は大きすぎて、そこに前向きな理解など入る余地もないのです。
後に残るのは、大好きな人が怒ったという悲しみと辛さだけ。

だから子供のためにと怒ってしまう人は理解しましょう。
怒ることは何の意味もないということを。

 

子供を怒ってしまう自分への対策

自分の子供に不幸になってほしい人なんていないと思います。
怒る理由だって、子供のためを思って怒っていることが殆どだと思います。
ただ、そこにどんな理由があったにしろ、怒られることは子供にとってストレスで、良い結果に繋げることは難しいとお伝えできたかと思います。

そこで『怒る』ということを見直し、形を変えることについての具体策をまとめます。

怒ると叱るを区別する

『怒る』は感情に任せて子供に向かうこと、また子供ではなく自分のため
『叱る』は感情を抜いて子供に伝えること、また自分ではなく子供のため
 

今まで子供に怒った時、どんな思いで怒りましたか?
100%子供のためを思いましたか?だとしたら、どうしてそこに怒りの感情が乗ってしまったのでしょう?

怒ってしまった後は、このような質問を自分にしてみてください。
怒りの感情が出てしまう時は、何かしら自分都合の思いや、自分の体調面など自分自身の問題が隠れていたりすると思います。

私は自分の思い通りにならなかったから怒ったなんてことも多々ありました。
冷静に考えてみたら、ただの大きな子供です。笑
あとは怒ったのに泣かないからもっと責めて、子供が泣いてスッキリした自分に気づき、衝撃を受けたこともあります。
でもどんな自分も責めないでくださいね。ただ気づいて受け入れるだけです。

子供がどうなって欲しいかを考える

自分の子供にどうなって欲しいのかを書き出しましょう。
なるべく現在の子供に沿って考えてあげるのが良いです。
その方が近道で、お互いストレスがないです。

私は思考の整理には書くことがおすすめ。自分を成長させたい時に必ずやることです。
頭の中には常に色んな思考が流れているので、一旦書き出して、可視化して確認することで次に進みやすくなります。

そして子供がどうなって欲しいか書き出したら、それに対して、こんなときは叱らなければいけないということも見えてくるはずです。
今まで怒ってきたことと、思い描く子供の未来がリンクしているかどうかも、確認しやすくなります。

頭の中で、これは叱るところ、それ以外は叱るところではない、というものを区別しておけば、自分が無駄に怒ってしまったことにすぐ気づけて、行動の修正や子供へのフォローが早くできます。

 

 

自分自身を整える

わかっているのに怒ることが続く時は、自分自身に目を向けましょう。
自分の体調はどうですか?眠れていますか?自分を労る時間がありますか?周囲とうまくいってますか?お腹空いていませんか?ホルモンバランスが乱れる時期ではないですか?

自分自身の心や体や生活のバランスが乱れていると、イライラします。
うまくいかないことがあればイライラします。誰だってそうです。

そのイライラを抱えた中で、子供を育てていれば、それは子供の思わぬ行動につい怒ってしまうことになります。
そういう時は、自分自身を整えることに集中しましょう。

私は寝不足と生理前がイライラしやすいです。
自分を反省しながら振り返ることで、自分のリズムも見えてきます。見えてきたら対策もできます。

前は眠くても頑張って子供に付き合っていたけど、今は子供を30分放置してでも寝かせてもらって、その後ニコニコ過ごせる方がよっぽど良いと思うようになりました。(子供が大きくなったのもありますね)

 

 

自分自身を整えるための過去記事もありますので、良かったら参考にしてみてください。 

yuzuta.site

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それでも怒ってしまった時は

しっかり考えて、怒ることは得策ではないと理解しながらも、怒ってしまった。
そんな時もあります。人間だもの!

そんな時はまず一呼吸置いて、冷静になってから、必ず子供にフォローしましょう。
子供は怒られたことで頭がいっぱいで、内容についてわかってはいるけど理解できない状態です。

私はゆたろにまず自分が怒ってしまったことを謝って、ゆたろの気持ちが落ち着いたことを確認してから、怒った内容についてを説明するようにしています。
子供を安心させるために、手を繋いだり、ハグしたり、目を合わせたり、ということも同時にしています。
そして、私も母として成長中であるということを話し、頑張りますと伝えています。笑

そうすることで子供が愛情不足に感じたり、自己肯定感が低くなるようなことは防げるし、反省すること、素直さ、成長しようとする姿勢を教えることも可能だと思います。
ゆたろにも何かを成し遂げられるようになって欲しいので、私も言った以上この成長を成し遂げないといけませんけどね。

 

親の威厳はなくなる

『親の威厳』を大事にしたい人には向かない方法です。
親子というより、同等の人間関係のようになります。
子供も親が完璧ではないとわかるので、物申してくることも増えます。

ただ私は、上から支配するのではなく、横並びの親子というのも良いのではないかと思います。親の目的はみんな一つで、子供が幸せになることなんだから。
支配で動かしてもいずれ子供は自立する。その時に子供がどう動くかまでは支配できない。
それを考えたら、支配することよりも、子供が自分で考えて自分で幸せになるようにサポートする方が大切だと思います。

それでも親の威厳のおかげで今の幸せがあると言える人もいるかと思います。
そういう場合、例えば母親がサポート側、父親が威厳を放つ側で分けるとかも良いかもしれませんね。

子供がしっかりと甘える場所が家にあるというのが大事だと思います。

 

ゆずたの思い・まとめ

ブログを始めて、1番の文字数かもしれません。
思いが強すぎた。笑

私は大人になってからも生きることの難しさを抱えていた過去があります。
原因は、幼少期から母親の感情をぶつけられ、暴力を受けていたことです。
それを解消できた時から、大きく人生が変わりました。

 

だから私は子供を産んだら、母と同じようにはならないと誓っていたのに、怒らないというのがこんなにも大変なものだということを知りました。
そして思ったより沢山の人が、子供を怒ってしまうことに悩んでいるということも知りました。
そしてどんな親も、子供に幸せになって欲しいんだと言うことも知りました。

思えばうちの母親も、凄く真面目な人です。
思い通りにならない、自分と正反対の気質を持った私に対し、なんとかして教えなければと必死だったんだと思います。
あんなに思いを込めたのに、大人になって苦しんでる私を見て、母もきっと不幸だったと思います。

だから私は、子供をどうしたら幸せに育てることができるのかについて、こんなに考えるんだと思います。
個性を伸ばすこともそこにたどり着きます。
その人の気質にないものを伸ばそうとするから、お互いが苦しい。
だからその人の本来持っているものに目を向けて、そこを伸ばすことにしようって感じで。



そして私がブログを続けていつか

一人でも苦しい育児から解放されたり、
一人でもきつく怒られることから解放される子供が増えたり、
一人でも苦しい過去から解放される人が増えたら、それはとても幸せなことだなと思いました。

だからこれからもブレることなく育児とブログ、頑張ります。


私がここまで来るまでに読んだ育児書たちも貼っておきます。
なかなか上手くいかない時は、育児書を読むのもおすすめです。

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