イヤイヤ期に脅すしつけをしてしまった私。
やっぱり脅しは良くなかったと反省。
今はそれについてケアをしているところ。
今日は脅すしつけやダブルバインド、そのケアについてまとめます。
- 脅すしつけをしている人
- 子供のしつけに悩んでいる人
- 過去のしつけに不安がある人
子育てやしつけに関係ない方はこちらの方へ。
育児以外の記事もあります。
子供の不安感を解消したい。間違ったしつけのケア。
脅すしつけってどんなこと?
私が良くやっていたのは、このようなこと。
- 帰らない子供に向かって「ママ帰るからね」
- 言う事聞かない子供に向かって「じゃあもう知らない」と別の部屋へ行こうとする
- なかなかご飯を食べないので「食べなくていい」と下げるふりをする
- おもちゃを片付けないので「捨てる」と言う
このようなことを言うと、ゆたろは私に恐れて言うことを聞いているようでした。
帰る意味を理解したわけでも、片付けの必要性を感じたわけでもないんですよね。
こういった言葉がなぜ良くないのでしょう。
- 帰ると言って本当に置いて帰るわけではない、という矛盾がある。
- 言うことを聞かないと「知らない」と言われる条件付きの愛。
矛盾したメッセージ=ダブルバインド
この矛盾は『ダブルバインド』と言われています。
ダブルバインドとは日本語で二重拘束と訳します。
2つ以上の異なる言葉を同時に受けることで、精神的なストレスを受けるそうです。
怒らないから言ってごらんと言われたので正直に話すと怒られたと言うのは、多くの人が経験しているのではないでしょうか。
確かに自分の立場で考えてみると、それが毎度のことだと、自分で考えるのも嫌になるし、その人のことを信じることも出来なくなります。
条件付きの愛
言うことを聞かないと「知らない」のなら、言うことを聞いていれば大事にしてもらえると言うメッセージになってしまいます。
子供は親の言うことを聞かないと愛してもらえないと思うようになるそうです。
ちなみにこれは褒める時も使いがち。
何かを頑張ったとき、結果が出た時にばかり褒めていると、子供は何かをしたら愛してもらえると思うこともあるそうです。
結果を出せなかった時でも、頑張った姿勢をしっかり褒めてあげたり、無条件に愛情を伝えてあげることが大切ですね。
ゆたろはどう育ったのか
イヤイヤ期に散々脅しを使って、ゆたろに言うことを聞かせてしまった私。
その後のゆたろには、このような特徴が見られました。
- 私の顔色を伺う
- 何かするときこちらの反応を見る
- 試し行動をする
これって自分が何かすることで、私に嫌われると思って顔色を伺ってる可能性がありますよね。
嫌われたくないから間違わないように、こちらの反応を伺ったりしているのかな。
そして私がちゃんと向き合うように気をつけていると、悪いと分かっていることをわざとやることも出てきました。
洗面台で口に水を沢山含んでこっちを見てニヤリ。
「やだ!やだやだ!」と止めるも、ゆたろは盛大に鏡に向かってブシュー!!!
これはきっと試し行動。
感情的に怒ったら水の泡。
まずはゆたろと一緒に笑う。
水いっぱい飛んで楽しかったねー。
でもべちゃべちゃの鏡、ちゃんと顔見えるかな?
洗面台、水浸しだけど、これって使っていて気持ちいいかな?
そんな風に対応するようになりました。
あーしんどい。
親への不安感、放っておくとどうなる?
こちらの顔色を伺うことが多いゆたろ。
このまま放っておくとどう育っていくんでしょう。
私は自発的に行動出来ない子になってしまうと思います。
親が何て言うのか考えて行動する。
そしてそれは親に愛されなくなると言う恐怖からきている。
これって凄く不健全ですよね。
きっと親目線で考えるから、自分の考えを持てなくなってしまう。
自分が何を好きなのかも分からなくなってしまう。
そうするとつまらないと感じることが増えるので、自己肯定感も低くなる。
じゃあ親の言うことを聞くのなら、レールをしっかり敷いてあげたら良い?
親に嫌われたくないがために、親の敷いたレールを淡々と進んでいったとしても、社会に出て自立した時に、自分が何をしたいのか分からないという状態になってしまう気がする。
そんなの子供の人生とは言えない。
信頼回復のためのケア
こうした事を考えて、ここ一年私はゆたろとしっかり向き合うことを目標に生活してきました。
私がやっていることはこのようなことです。
- 親も未熟だと教える
- 甘えに応える
- 目を合わせて話をする
- 怒らない
- リクエストをしてもらう
親も未熟だと教える
- ミスを見せる
- きちんと謝る
この二つに気をつけています。
親も間違いがあるということ、だから自分で考えることの必要性を教えています。
怒らないことを目標に毎日過ごしていますが、やっぱり体調によって怒ってしまうことがあります。そういう時は必ず、私が声を荒げたことに対して謝るようにしています。
甘えに応える
ゆたろは凄く甘えん坊です。
きっと私が不安感を与えてしまったからだろうと思っています。
甘えてきた時は、どんなに忙しくても必ず手を止め、短い時間でも甘えに応えるようにしています。
目を合わせて話をする
これも愛情をしっかり伝えるために気をつけていることです。
私はながらで会話してしまうことが本当に多いのです。
この状態で会話されると、子供は寂しくなるなと思ったので、話しかけられた時はきちんと振り返り、目を合わせて話をするように気をつけています。
リクエストをしてもらう
親の顔色を伺ったり、何かをする時こちらの反応を見るゆたろ。
堂々と自分の行動を自分で決めてほしいので始めた取り組み。
「牛乳がないなー」を「牛乳ちょうだい!」に。
「暑くてもうだめだー」を「部屋涼しくして!」に。
上手にリクエスト出来るように促しています。
これは4月にYUKAHISAさんのブログで勉強させてもらったことをそのまま取り入れました。
ケアを始めて1年経過。ゆたろの様子。
ケア前の様子
ケアをする前は、人一倍元気なのに、繊細さや不安感を抱えている印象のゆたろでした。
「僕が〜だからだめなんだ。」
幼稚園のあと、このような一人反省会がよく開かれていました。
こんなセリフが3歳の男の子の口から出てくるとは思いもせず、本当に焦りました。
ママは僕のことを捨てる?と聞かれたこともありました。
そんなこと一度も言ったことないのにどうして、とショックでしたが、幼稚園などで色んなお話を聞く中で、私への不安からその質問が出てきたのかなと思いました。
ここ数ヶ月のゆたろの様子
最近は春前まで見られていた繊細さが見られなくなりました。
一人反省会は『報告』だけになりました。
こっちの方がこの年齢の男の子って感じでちょっとホッとします。
自分のことを低く見るようなセリフもなくなりました。
私がたまに「ああ、もう私ったら本当にだめだー」みたいな事をいうと、「ママ!自分にそんなこと言っちゃだめだよ!」って叱られます。
私が未熟ということをしっかり理解してくれたおかげで、すんごい上から私にものを言ってくることも増えました。
まだ私の顔色を伺うことはあるけど、前に比べたら、だいぶ減ってきました。
ただ、自発的な行動は少なめな気もします。
夏休みはなるべく、ゆたろが自発的に過ごせるようにしたいです。
ただ「ゆたろが決めていいよ」「一日ユーチューブ見る」「それはだめ」とダブルバインドにならないように、気をつけなくちゃいけませんね。
まとめ
ゆたろが私の顔色を伺ったりするのが、本当に過去のしつけに原因があるのかと言われると分かりません。
もしかしたら、そういう性格なのかもしれないし、そういう成長の仕方なのかもしれません。
だけどやっぱり、良くないなーと思いつつそうしてしまったという記憶は、私にしっかり残っているので、何かあるたび自分のせいかもって思ってしまう。
だから自分の心のケアのためにも、子供としっかり向き合っている、そんな状態です。
本当に育児って難しいですねー。
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