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イヤイヤ期の対処法と脅しの影響

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この間、スーパーでイヤイヤ発動している女の子を見ました。

「いーやーだ!今食べるううう!」

買ってもらったものを今すぐ食べたかったのかな。
お母さんは袋詰め中。

子供が絶叫したら「声大きいですよー」って穏やかに嗜める。
食べる!って言葉には「そうね、すぐに食べたいよねーもう少し待ってねー」と共感を含めながら返す。
子供がちょっとした暴言を吐いたら「あら、そんなこと言っちゃうー?」と穏やかに返す。

なんて余裕のある返しなんだろう。二人目かな。


私はこんなに上手に対応出来ませんでした。
人の目を気にして、子供に厳しくしすぎたり、脅しを使って言うこと聞かせたり。
それでゆたろに悪い影響を与えてしまいました。


そう言った経験も含めて、イヤイヤ期、少しでも子供も親も楽に過ごせるようにまとめたいと思います。

 

 

こんな人に読んで欲しい
  • 子供がイヤイヤ期に入った人
  • そろそろ子供のイヤイヤ期が来る人
  • 過去のイヤイヤ期の対応に不安がある人

 

 


イヤイヤ期に関係ない方はこちらにどうぞ。
育児以外の記事もあります。

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イヤイヤ期、どう乗り越える?

イヤイヤ期とは

子供がイヤイヤと反抗ばかりし出す時期のこと。
自我が発達してくるのに、脳の抑制機能は追いついていない状態。

 

イヤイヤ期の時期

早い子だと1歳すぎから終わるのが遅い子だと4歳まで続くことも。
平均は2歳くらい。

期間は数ヶ月〜3年ほどと、人によって様々。

 

我が家のケース

うちは1歳台から3ヶ月単位のイヤイヤが4回に分かれて来ました。
落ち着いたな、また来た!の繰り返し。
1歳台は行動で表すイヤイヤが多く、2歳のイヤイヤは言葉で嫌だと反抗していましたね。

最後の第4次イヤイヤは2歳半にきて3か月で終わりました。

第4次が終わった時、これで全てが終わったかなと感じるほど、普段の子供の様子が変わりました。わがまま、扱いにくさが減り、陽気なキャラになっていました。

 

イヤイヤの発動ポイント

  • 食事関係
  • 歯磨き
  • お風呂
  • 着替え
  • 遊びから帰る
  • 遊びを終わらせる
  • オムツやトイレ
  • ベビーカー、移動関係 などなど


なぜここでイヤイヤを発動させるのでしょうか。 

 

思い通りにならないとき・不快感

イヤイヤを発動させる殆どが、思い通りにならない時か、その行動に不快感がある時だと思います。

次の行動へ移る時に親が促すことが多いので、このタイミングで発動するのは当然です。

歯磨きなどは、このタイミングで歯磨きをしたくない、または自分でやりたいという思い通りにならないイヤイヤなのか、歯磨きが痛いなどの不快感で来るイヤイヤなのかを気づいてあげると対応が楽になります。


イヤイヤへの対処法

イヤイヤへの対処法は沢山あります。
子供にとって、良いものから、あまり良くないものまで。

出来ることなら、子供の将来のために、良い選択を出来ると良いですよね。
勿論、イヤイヤ期を相手にするのはとっても大変なことなので、完璧ではなくてもいい。

でも知ると知らないのでは大きく差が開くと思います。


まずは良い対応をするために、子供の気持ちになってみましょう。


子供の気持ち。子供の世界に行ってみる

まだお腹は空いてない。
この仕事を18時までに終わらせよう。ご飯はそのあとでいいや。
そんなことを考えて仕事に集中しているところへ
「さあご飯ですよ!食べちゃって!」

 

洗い物をしています。
やっと半分洗ったところで、
「さぁ、お風呂の時間だよ!行こう!」

 

 

作業中断の気持ち悪さ。
思い通りにことが進まない苛立ち。
短い作業ですらままならない。


 

でもこれ、育児していたら、常に常に味わうストレスですよね。
本当に辛いです。
トイレすら落ち着いて出来ないなんて思いもしなかった。

自分の一つの行動を、自分が思ったように完結できないことの連続。
育児をするまで、多くの人は体験することのない感覚じゃないでしょうか。

 

でもこれ、子供も同じなんです。

 

 

子供の体に入ったつもりで感じてみましょう。

 

生まれて初めて自分で動けるようになり、自分でやれる楽しさ(自我)を知ったところ。
脳はまだまだ子供なので、我慢したり気持ちを抑えることは出来ません。
そして言われてはいるけど、ご飯やお風呂や家に帰る必要性も、ルールもわかっていません。

まっさらにやりたい事に突き進める状態。


そこへ無常にもあらゆる規制がかかります。

お腹が空いていなくてもやってくる食事の時間。
楽しく遊んでいる中でやってくる帰りの時間。


ルールの理解がない状態で、自分が思い通りに動けるって、どれだけ楽しさに集中できるんでしょうか。
私たちもルールや仕組みの記憶を消して、自我だけ残して遊んでみたら、とんでもなくそこはキラキラと純粋に楽しい世界だと思うんです。

そしてそのルールの理解がないからこそ、思い通りにさせてくれないことが、大人より何倍も辛い出来事に感じてしまうはずなのです。
ルールを理解しているからこその諦めが大人にはありますよね。


私たちにはもう戻ることが出来ない世界に子供はいるって事です。



そして子供には、その不快感を伝える言葉のスキルもありません。
頭の中で理由すらわかっていません。


私たちが常日頃、育児をしながら抱えているこの不快感の何倍もの辛さを、ただただ感覚のみで味わっている状態なのではないかと思います。


そう考えると、子供のしんどさ、ちょっと共感出来ませんか?

 

 

子供にとって良い対処法

子供の気持ちを少し共感した後で、良い対処法について考えてみましょう。
このようなものがあるのではないでしょうか。

  • 気持ちを汲む
  • 共感する
  • 待つ
  • 気を逸らす、気を引く
  • わかりやすく説明する

 

私たちも子供に少し待ってもらえたらスッキリすることありますよね。

だから、まず第一投のイヤイヤには理解を示し、あと1回の猶予を与えてみるというルールを作るといいと思います。
どうしても後ろ倒し出来ない予定があれば、それよりも10分早くに声かけできれば、一度目のイヤイヤを汲んであげることが出来ます。

そうすることで、頭ごなしに否定されてしまうという記憶を増やさずに済みます。

私は「後〇分ね。」とか、「後何回〇〇したら終わりにしようね。」と伝えます。
これ以上後ろ倒し出来ない時は必ず一度目の時に、理由を説明しこれ以上は伸ばしてあげられないことを伝えておくと良いです。


でも基本イヤイヤ期は時間の縛りをなるべく持たないことをお勧めします。
イヤイヤ期はとにかく時間を取られることが多いです。
子供に寄り添えば寄り添うほどに。

子供に共感したり待つことは、時間と気持ちに余裕を持つと楽に出来ます。



どうしても待つことが出来ない時は、気を逸らしたり気を引くことも良いですね。

泣いて手がつけられない時も大好きな飛行機に気づいて泣き止んだり、次の行動に移れない時も楽しそうだと思えばサッとついてきてくれたりします。


お風呂に入りたくないイヤイヤはこうして気を引いていました。 

 

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NG対応。後悔した『脅し』の影響

私はゆたろのイヤイヤ期にやった事で、物凄く後悔していることがあります。

それはなかなか帰らないゆたろに対し
「じゃあママ先に帰るねー」と先に帰ること。

言う事を聞かないゆたろに対し
「わかった、じゃあもういい」と言って他の部屋へ行こうとすること。


これをすると、ゆたろは何がなんでも私を離すまいと、言うことを聞いていました。

あー、書いていて辛い。なんてことをしたんだ。



それを散々やられたゆたろは、私に対する不安感が今も残っていると感じます。
置いていかれるとか、いなくなるとか、そう言うことに今でも物凄い不安を感じています。

私の気分に敏感で、それを悟るとご機嫌をとってきます。
何かやる時に、こちらをチラッと伺って反応を確かめることも多いです。

一番近くにいる私に絶対的な安心感がないために、5歳になる今も自発的な行動を堂々と出来ずにいるのではないかと思っています。


すごく凄く後悔しているので、イヤイヤ期の子供と関わる人には知ってほしいです。


脅すことは手っ取り早いけど、後々、子供の健康的な成長を邪魔してしまうかもしれないってこと。


だけど過ぎてしまったことを悔やんでも何も変わらないので、とにかく今はゆたろに安心してもらえるよう、ゆたろの気持ちに寄り添う事を大事にしています。
ここでケアせず成長したら、反抗期がとんでもないことになりそうな気がします。

遅いなんてことはないと信じて、気づいたら全力でケアしましょう。

 

この本は子供の反抗と愛着の大切さについて良く書かれています。
イヤイヤ期に対応する前に読んでおきたかった一冊です。

 

 

イヤイヤ期、大人の心の対処法

子供に寄り添うことは大切。
とは言え、本当に本当に大変でしんどいイヤイヤ期。

大人はどうしたら楽になるのでしょう。

 

時間の縛りを作らない、家事は楽をする

さっきも少し触れましたが、イヤイヤ期はとにかく時間が取られます。
時間の縛りがないと対応できることが沢山あります。

仕事や保育園に関してはどうしようもないけど、それ以外はゆったり過ごせるよう、なるべく時間に厳しい約束事は入れないようにしたり、家事も手抜きでいきましょう。


そして自分の中の固定観念を見直すことも大切です。

その時間、本当に10分も15分も押すことは出来ないの?
この家事、ここまでやらないと絶対ダメなの?

自分に一度聞いてみると良いかもしれません。


自分自身でやるべき事を作り出し、がんじがらめにしてることって実は結構あったりする。
一度見直すことで、自分自身が楽になるかもしれません。

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このイヤイヤ期の大変な時に家事を自動化にしてしまうのもありですね。
スイッチ入れるだけ、食材切って入れるだけ。
毎日の1時間が自由になります。

 

 

 

大変な場所は避ける

例えばスーパーに行くと走り回って止めるとイヤイヤ発動する場合。
それならネットスーパーを使う、休日子供を見てもらってまとめ買いをする。

公園に行くとお友達のおもちゃを奪って大変なら、混む時間の公園を避ける。

もしくは自分に余裕がない時だけ、そう言った場所は避けるという手もあります。

 

 

人の目は気にしなくて大丈夫

私は人の目が気になり過ぎて、電車やバスで、いつも以上に厳しくしてしまったことがあります。
叱ることで私はちゃんとやってるアピールしたんだと思います。

誰に?
一部の子供に対する批判の声に対して。

でもそこで批判されたわけではない。
そこに居合わせた人が心の中で何か思ってたにしろ、言われなければわからないことだし。

そして何より子供にとって、何一つ良いことなかった。
だって私の体裁で叱ったんだもの。


イヤイヤ期って外でゴロゴロ泣き喚いたり、人の目が気になることが出てくる時だと思います。

でも大丈夫。
かわいいなーって思って見ている人だっているから。

人の目よりも、自分の子供に集中した方が、自分の心も心地良いと思います。

 

発散する場を見つける

子供のためにと頑張って、自分の心が疲れてしまったら意味がないです。
親の心の健康も、子供の健やかな成長には欠かせません。

だから上手にガス抜きできる場をみつけたいですね。

ママ友でも、旦那さんでも、Twitterで育児垢作るでも、なんでも良いです。
今日はこんなに大変だったー!って吐き出すだけで、スッキリすることがあります。


子供が寝た後で、趣味に没頭して発散とかも素敵ですね。
数時間、家族に預けて、一人でお散歩してもリフレッシュできると思います。

 

 

まとめ・イヤイヤ期を乗り越えよう

イヤイヤ期は人によっては先が見えないトンネルのように感じることもあると思います。

でもここで子供は大きく成長しています。
辛いけど、私のように脅しなどを使って楽に逃げると後が大変。

親の心が少しでも楽になるよう環境を見直しながら、イヤイヤ期を乗り越えられると良いですね。

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