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分厚い仮面を7年被り続けた嫁が仮面を外したら夫はどうする?【離婚or継続】

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パパ(夫)と出会って7年目。


ほとんど喧嘩もしたことないような私たちが、この間、ついに離婚騒動にまで行き着いた。

 

 

 

原因は私が自分らしく生きられるようになったことで、パパからしたら私が豹変したように見えたから。

 

 

 

私のこと

人の考え方や行動って、その人の経験してきたことと感じ方で形作っていると思うんだけど。

 

私が経験してきたことって結構世間一般的な道(があるとするなら)ずれていて。

 

 

 

例えばこんな感じ。

  • 育ててくれた母は血が繋がっていない
  • 暴力が酷く母の愛を感じない(当時の主観)
  • 父の浮気で2度の離婚
  • 父の自営の状況で普通→裕福→ど貧乏に
  • 小中で通った学校6校
  • 中学校の修学旅行のお小遣いを自分で稼ぐ
  • 中2の途中からほぼ学校へ行かずお金を稼いで友達と遊ぶ生活
  • 中学卒業と同時に一人暮らし(高校行かない)

 

 

全ては自分で選択してきたことだから、親のせいでもなんでもないんだけど。

とにかく同世代の友人とは、違う生活スタイルだったし、自分を不幸だと思っていたから人間関係もうまく行かなかった。



だから私の考えていることって中学生の頃から日々のお金を稼ぐことか、遊ぶことか、こんなことばかり。

  • どうして私は生まれてきたのか→人間とはなんぞ
  • どうして私は苦しいのか→苦しみとはなんぞ
  • どうして私は愛されないのか→愛とはなんぞ
  • どうして私は不幸なのか→幸せとはなんぞ

 

 

ずーっとこんなことを考えてきて、何年もかけて自分の苦しみを取るために、自分の内側を整えるということに行き着いた。
そして自分なりに幸せを見つけられるようになり、今に至る。

 

そう、私は『天然の宗教家の思考回路』だったってわけ。

 

うん、かなりやばい言い回しだ。
自覚はある。そういや昔の友達にも言われてた。「ぶっ飛んでるね」って。


 

 

出会って7年目。嫁は仮面を外す。

嫁(私)は今年になってブログを始め、自分を表現することの楽しさに目覚める。

 

そして人の目を気にして、『それなり』に振舞ってきた自分に気づき、あらゆる思い込みを手放していく。

 

yuzuta.site

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もっと自分らしさを取り戻したい。
もっと自分の自由を感じたい。

 

 

もっともっと・・・・・・

 

 

 

ぱっかーん!

 

 

 

いつの間にか、嫁は人から見られる自分は怖くなくなった。

そんなことよりも、自分が自分に嘘をつかないことや、自分の言葉を自分の思いや方向性に合わせることの方が大切になったから。

 

人に合わせて自分の思いと違うことを言うと、せっかく獲得したこの心地良い自分らしさがまた歪み、それらが人間関係やあらゆる現実に歪みを生むとわかるから。

 

 

 

だから夫から見ると嫁は急に破天荒になったと思ったことだろう。
急に嫁が色んなことに挑戦しようと動き出した。



 

『私はブログを毎日書いて稼ぐわ!』って春から頑張っていた嫁が

『今はまた別のこと考えてるの!』
『友達と得意で繋がって支え合える仕組みを作りたい!』
『主婦だって育児や家事や全てと切り離して自分と向き合う時間が必要だから、その時間を作ってあげられるようにしたい!』
『でも今はこれがやりたいけど、明日には違う気持ちになってるかもしれない』
『だから今は私はこれをやる!とは言い切れない』
『だけどそれを隠そうとも思わないから、いつも違うことを言っているかもしれない』

 

 

 

そんな嫁に
なんでそんなに自由なんだ?と夫は言う。


やりたいことをやれる環境がここにあるからやってみたくてやってるんだよ。と嫁は言う。

 

夫は頭を抱える。

「家族や身内が幸せならいいじゃないか、なぜそこまで他人を招き入れる」

 

嫁は答える。

「私の中では他人なんていない。全部が繋がっているという感覚が私の中にある」

 

夫は言う。

「精神科に行こう」

 

嫁は言う。

「いいよ。でも薬が出たらそれは飲みたくない。」

 

夫は言う。

「その宗教的な考え方が受け付けない」

 

嫁は言う。

「でもこれは私が昔から考えてきた思考だからどうにもならない」
「私もパパの他人を見下すような発言は聞いてて不快」

 

夫は言う。

「もう別れて一人でやってくれ。皆で幸せにと言う思想は素敵だと思うが、それを行動に移そうと言うところが危ない」

 

嫁は言う。

「なんで行動に移しちゃいけないの?宝くじだって買わなきゃ当たらない。素敵な思想も思想だけなら現実は変わらないんだよ。気持ちが合う人と動くんだから強要もしてない。」

 

夫は言う。

「だけど家族を巻き込むな。変な目で見る人だっている。」

 

嫁は言う。

「どんな常識的に思われるようなことでも100人が100人賛成してくれることなんて、この世界にはないと思うけど」

 

 

 

こんなやりとりを4時間ほどした。
嫁の私も途中別れようかとも思った。

 

 

話し込んでいくと、夫が無理だと思うことはこれ。

  • 嫁の思想が宗教ぽくて嫌だ
  • 常識から外れた行動をするのが嫌だ
  • 俺は一つも現状を変えたいと思わない

 

 

夫はオバケ的なものを感じて盛り塩していた人なのに、常識的な行動ってなんだ?

 

オバケ感じられるのも少数派だと思うけど。




嫁の常識は不快なことは快に変える。
夫の常識は不快なことでも全体的な流れには逆らわない。

 

お互いの常識がずれているので話も噛み合わない。
そもそも常識っていう言葉がまかり通っていることが嫁には怖い。


宗教観もこの日本ならではのイメージがあるんだと嫁は思う。
夫は自分の宗教観について自分の感覚のみを信じるだけ、多角的には捉えない。

 

 

途中何度も離婚を同意しかけてはやめて・・・を繰り返す。

そして時計が0時を回った時に、嫁はふと、やっぱり離婚はしない。
夫に認めてもらえる範囲で諦めなければやりたいことは何かしらできるじゃん。

 

 

と思う。
そしてそれを伝えた。




そしたら夫は
「嫁が頭おかしくなったけど、俺が助けようと思えばやっていける」
みたいなことを言った。

 

 

 

 

 

その日の昼、仕事の合間に帰ってきてもらって家でランチする

昨夜、離婚寸前まで行った嫁と夫。
なんとか離婚せずやっていくとは話したけど、もう一度ゆっくり話したいと嫁は思った。


嫁は昼ごはんを用意し、夫は仕事の合間に家に戻ってきた。

 

 

嫁は伝える。

「これからやりたいことがあったら、突っ走らずにまずパパに相談する。だけど、この思想が気持ち悪いと言われても、私の経験全てが私の思想を作っているので、これに関しては変えようがないし、変えたいとも思わない。パパはやって欲しくなければNOと言えばいい。私はまた別の手を考えるから。」

 

 

そして夫は頭を抱えながらも納得した。

 

 

 

だけどこれからどうなるのだろう・・・と嫁は少し不安だった。

 

 

 

結婚の写真



 

 

 

夜。夫、帰宅。さてどうなる?

息子とお風呂場で靴洗いをしていたら、夫が帰ってきた。


嫁はドキドキしていたが、夫は驚くほど優しかった。
そして、いつもはマイペースに子供とも適当なコミュニケーションだった夫が、ちゃんと子供と目を合わせて、子供のペースの会話に付き合っているではないか!!!

 

 

そして嫁にも思いやる言葉をかけてくれる。

 

 

 

夫、覚醒!!!

 

 

 

 

キュ、急に理想の夫になった・・・!!!!!!

 

目を合わせて会話をしてくれる。
私の話を聞いてくれる。(今までは聞いてるというより聞き流してる感じだった)
子供に積極的に関わってくれる。しかも子供のペースで。

 

なんだこれはーーーーーー!!

 

 

もしかしたら夫は、自分が今まで嫁の話をしっかり聞かなかったことで

嫁の頭がおかしくなってしまった


と反省しているのかもしれない。

 

ごめんよ、おかしくなったのではなく、元からおかしかったのだ。





でもいい!結果オーライ!



他人と他人なんだから、お互いの価値観をまるっと理解なんて出来なくて当然。

嫁だって夫のゲーム中の暴言とか、その言葉の扱い方については到底理解できない。
そこについては『言葉の扱いがイカれた夫』だと思う。



夫も私の思想や流れに逆らう習性を理解できない。
それは『ちょっと頭のイカれた嫁』と思っている。

 

ただ自分とは違う変わったものを持ちながら、一緒にやっていけるのかってことが重要なだけ。(人付き合いの基本のきだけどね!)


私たちは出会ってとんとん拍子に結婚し、現実に追われたため、ちょっとお互いの本質に触れ合う日が遅れてやって来ただけのことなんだ。

 

 

息子が眠ってから、きちんと正座し、お互い目を合わせ、
「よろしくお願いします」と言い合って笑った。

 

 

嫁は夫に頭がおかしいと認識されたはずなのに、なんだか以前より愛されているような感じがする。

 



そして、その長い1日は『一粒万倍日』だと後で気づいた。

 

この再スタートは私たち家族にとって、大きな実りをもたらすものになったと嫁はほくそ笑んでいるのである。うひひ。

 

 

 

そして明日はそんな夫の誕生日。
家族で旅行に行ってきまーす。

 

 

 

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