アルコールインクアートは高級感があって繊細で、とても美しいアートです。
「アルコールインクアートをやってみたいな。」
と思うけど、続くかわからないし、道具を買い揃えるのは勿体無いかな。
そう思って『やってみたい』に蓋をする方が勿体無いです。
やってみたいなという思いを叶えていく事は、人生を彩る上でとても大切な事。
初期投資を抑えて、あれこれ買い回る必要もなく、簡単に、
アルコールインクアートを始めるため、おすすめの初心者セットを紹介します。
私がおすすめする初心者向けセットはこちら↓↓↓
初心者のスタートにおすすめ!コピックアルコールインクアートセット
アルコールインクアートを始めたいけど、道具は一体何を揃えたら良いんだろう
とう方に向けて、私も初めての時に使用したセットを紹介します。
コピックから『アルコールインクアートセット』が販売されています。
ちなみにアルコールインクアートのスターターセットは今のところコピックしか出していません。
結論から言うと、これさえあれば、アルコールインクアートを楽しむことが出来ます。
アルコールインクアートに『必要なもの』と『セット内容』を比較
セットと言うけど、本当にこれ一つで全部揃うんだろうか?
という不安が、実際私もありました。
なのでアルコールインクアートをするのに最低限必要なものと、セット内容を比較してみましょう。
最低限必要なもの
- アルコールインク
- エタノール
- 耐水紙
- ドライヤー
意外に必要な道具は少ないのです。
それではコピックのアルコールインクアートセットの内容を見てみましょう。
セットに足りないものは『ドライヤー』くらいですね。
ドライヤーは自宅にあるもの、なんでも使えます。
『個別に道具を揃えた時の金額』と『セット価格』を比較
個別に買い揃えるのと、セットで買うのはどっちが安いんだろう?
そこで個別に道具を買い揃えた時の金額を出して比較してみましょう。
個別購入するもの
- 耐水紙(コピックアルコールインクアートペーパー)A4×10枚 1,300円
- アルコールインク 3本 + カラーレスブレンダー1本 2,000円
合計:3,300円
※送料込みのざっくりした金額です。耐水紙は送料無料のお店が見つかりませんでした。
そして、対するコピックのアルコールインクアートセットのお値段は。
2,970円。
送料無料のショップがありましたー。
ネット購入だと送料がかかったりかからなかったりで、比較が難しい・・・
アルコールインクアート用の耐水紙をお店で見つけたことはないですが、アルコールインクアートセットは結構出会えますよ。
比較するにあたり個別購入の紙はコピック以外も探してみましたが、枚数が多く販売しているものが多く、初めての人の購入用には向かないかなーと思いました。
枚数が少ないもので、一番安価なものが、コピックのアルコールインクアートペーパーだったので、これで比較することに決めました。
個別購入のメリット
私自身はセットの購入をおすすめしますが、勿論個別購入のメリットもあります。
- 耐水紙を大きいサイズで購入できる(沢山描ける)
- インクの色を好きに選べる
今後も続けられると思っている方は個別に購入するのもありです。
でもそう考えると、耐水紙は沢山入っているものを購入した方が割安にはなります。
ユポ紙、レーザーピーチなどがおすすめです。
インクも好きな色を選べるので、色選びにこだわりたい方は、個別購入が良いですね。
参考までに私の大好きな3色グループをひとつ紹介します。
B18、V17、BG57。
私はこれをユニコーンカラーと呼んでいます。
このようなアートが出来上がります。
コピックのアルコールインクは全358色。
選ぶだけでも本当に大変。
良かったら参考にしてみてください。
セット購入のメリット
初めてで続けられるか不安という方は、セットで購入するのが良いかと思います。
セットで購入するメリットはこちら。
- 程良い量の耐水紙のおかげで使い切るまでに継続するか決めることが出来る
- インクの色選びに悩む必要がない
- レシピブックでアートの参考になる写真を沢山見ることが出来る
- ヘキサゴンパネルを入手できる(一段階踏み込んだアートの楽しさを味わえる)
耐水紙を使い切るまでに、アルコールインクアートが自分に合うか合わないかを判断する時間ができるので、最初はセットで購入するのが良いんじゃないかなーと思います。
初心者だった私がコピックアルコールインアートセットを使った感想
私はアルコールインクアートの存在を知って、すぐに始めたいと思い、コピックアルコールインクアートセットを購入しました。
初めての私がこのセットを使って感じた良い所と残念だった所をお伝えします!
アルコールインクアートセットの良かった所
アルコールインクアートセットを使って、初めてのアルコールインクアートをして、良かったと感じたことはこちら。
①買い回る時間を省き、すぐに始めることができた。
何かを『やってみたい』と思う気持ちは、時間が経つと薄れることが多いもの。
気持ちが強い時にやった方が、自分に本当に合うか合わないかを判断しやすいと私は思っています。
セットを購入することで、材料を調べたり買い回る時間を省き、やりたい気持ちが強いうちに始めることが出来ました。
特に私みたいなせっかちで行動派な人はセット買い一択ですね。
②合わせやすいカラーが入っているので初めてでも綺麗に出来る
コピックアルコールインクアートセットには、3色のアルコールインクが入っています。
そのカラーは必ず綺麗に仕上がる色の組み合わせでできているので、初めてのアルコールインクアートも楽しめます。
カラーパターンも3種類展開されているので、お好みの仕上がりが期待できます!
アルコールインクアートセットの残念な所
推しに推しまくっているアルコールインクアートセット。
それでもちょっとここは残念だったなと思うところはありました。
①カラーレスブレンダーは、エタノール濃度が低い
カラーレスブレンダーをエタノール代わりにするのが、このアルコールインクアートセットですが、カラーレスブレンダーはエタノール濃度が低いため、アルコールインクがサラサラと流れません。
流れにくいので、風で色を混ぜることが難しい。
それでもアートを出来ないことはないのですが、動画などで、アルコールインクアートのやり方を見たことがある人は、違和感を感じると思います。
私もそうでした。
②ヘキサゴンパネル用のテープがない
アルコールインクアートセットは確実に初心者が購入するものだと思われます。
そこに木製ヘキサゴンパネルが入っていても、パネルにアートを貼り付けるものを持っていない人は圧倒的に多いのではないだろうか。
木製パネルにアートを貼るには『スプレーのり』または『両面テープ(幅広タイプ)』が必要です。
両面テープが一緒に入っていれば、ヘキサゴンパネルにアートを貼るまでの一連の流れが出来上がるのになーと思いました。
アルコールインクアートセットをより良く使うために買い足したいもの
以上を参考に、より良くアルコールインクアートを楽しむために買い足ししたいものをまとめました。
①無水エタノール
カラーレスブレンダーでもアルコールインクアートをすることは出来ます。
でもエタノールにアルコールインクが混ざっていく様子を楽しんだり、インクとインクを綺麗にグラデーションするためには、濃度90%以上のエタノールが必要です。
健栄製薬から出ている、無水エタノールがおすすめです。
ドラッグストアでも売っているところが多いです。
大きいボトルで売っているので、これを容器に入れて、スポイトで垂らして使っています。
②パナソニックくるくるドライヤー
初日は家の大きなドライヤーを使いましたが、風が強く、コントロールするのが難しかったです。
その後くるくるドライヤーが良いと知り購入しましたが、今度は風量が弱く、思うように描けません。
後日、アルコールインクアートを習いに行った先で、『パナソニックくるくるドライヤー』が良いと教えてもらいました。
ドライヤーひとつで全く描きやすさが違って驚きました。
私のように無駄にくるくるドライヤーをひとつ増やさぬように。
ドライヤーとエタノールを適正の物に変える前後の作品を比較
最後にドライヤーとエタノールを揃える前の作品と、揃えた後の作品を比較してみましょう。
私が初めてアルコールインクアートセットで作った作品がこちら。
ライトが乱反射するものを使っているので、おかしな影が映っていますが・・・
全くの初めてで、エタノール濃度の低いカラーレスブレンダーを使用し、ドライヤーも家にあるもので作っても、このくらいのものが出来ます。
色合いが綺麗ですね。
そしてドライヤーを買い、エタノールを買った後の作品がこちら。
(初回の2週間後くらい)
インクとゴールドを買い足したのと、レジンコーティングしているので艶っぽく見えますが、アートのライン部分と色の混ざり具合に注目してもらえると、違いがわかると思います。
実際にアートもしやすいです。
ドライヤーとエタノールを適正なものにするだけで、ぐっと雰囲気が変わります!
是非、以上を参考にして、最高の状態でアルコールインクアートを楽しんで欲しいです。
私のアルコールインクアートの作品はこちらから見られます。
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