ゆずたデザイン

好きなこと、書きたいこと、描きたいものを集めた雑記ブログ

レジンアートで宮古島の海を作る【杏 × ゆずた コラボ再び】



杏ちゃんとのコラボが終わってしまった。

 

 

杏ちゃんとのコラボは
私の人生でトップ10に入るくらい大きなイベント

になったと確信している。

 

杏ちゃんの物への愛の深さは、ひとつひとつの丁寧な作業に繋がっていて
常に人を喜ばせることを考えていて。

それも一つじゃ終わらないの。
次から次へとサプライズがやってくる。




今まで私は自分の作りたいものを好きなように作っていただけなので、それは金槌で頭ぶっ叩かれたくらいの衝撃だった。

 

そして、お互いの作品に影響を受け合いながら作品が進化していくこととか
今までの人生では味わったことがない高揚感で。



あーーーーーーーー
終わってしもた。

 

 

無。

 

 

yuzuta.site

 

 

燃え尽きたような切ない気持ちが訪れていたその時、
杏ちゃんからDMが届いた。

 

 



『りすみさんがコラボしたものを作って欲しいそうです』
とな!

 

 

歓喜

 

 

 

もう気持ちは食い気味でOKと伝えました。

りすみさんの依頼は『海』。

 

 

 

きゃほーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

依頼者のりすみさんのTwitterはこちら。

海好き・沖縄好き・育児中の方必見です↓↓↓

twitter.com

 

 

 

 

レジンアートで宮古島の『海』を作る。制作過程を紹介。

一人作戦会議

杏ちゃんはりすみさんが宮古島の海と縁がある事を教えてくれた。
すぐさま、私もりすみさんのInstagramを見に行く。

そこにはりすみさんの思い出の、美しい海の写真が広がっていた。

 




その中で私が一番気になった写真。
子供たちが並んでいて、奥には綺麗な海。
別の年に同じ場所で写真を撮ったという一枚。

 







私はその写真がとっても素敵だなと思ったので、写真を撮ったりすみさんの視点で、その海を表現してみたいなと思った。

 

 

前回の失敗をバネに(ノープラン過ぎて作り直した)今回は、もう少し流れを固めていこうと思った。

 

課題の洗い出しをする

写真を見つめる。
この海を作る時に課題となることを洗い出した。

 

①草をどうするか

今までの私のレジンアートは、すでに出来あがっている造花を使っていた。
でもこの写真の草に合うものはない。もしくはあっても、草の折り曲がりをつけるのは不可能。

 

②海をどうするか

穏やかな海。
表面に白波が沢山立っている海ではない。
ただ、色を流し込むだけでは、湖と変わらない。

必要なのはグラデーションと透明感。
今まで使っていたパール感のある顔料ではこの海は作れない。

この青空の中の海を表現するためには光の反射も表現したい。

 

③砂浜をどうするか

この白い砂浜無くして、この構図は完成しない。
いつか砂浜を作ろうと思い購入していた砂は、この砂より黒っぽい。
さてどうしよう。

 

海作り開始

今思うと自分でもびっくりするんだけど
課題の洗い出しをしたら私は満足してしまった。

一つ課題をクリアするためにやったことは、樹脂粘土を注文したくらい。

そしてまた私は見切り発車するのである。

 

1日目 砂浜と海の一層目を作る

1日目の朝。
大好きなユザワヤへ行き、レジンの着色料を探す。

あった。イメージにピッタリなエメラルド!
これはブルーと層になることでターコイズブルーを表現できる!

そしてユザワヤゴールド会員で半額になるのである。神。

 

 

夜。息子が寝静まったらレジン作業開始。

レジンに砂を入れたら、ちょっとは暗い色味が違って見えるかもしれない。
そんな期待を胸に、砂にレジンを流し込んでみた。

勿論、そんなことはあるわけがない。
液体に浸せば、砂はもっと暗く見えるのだ。



そこで白い顔料を足してみた。
かなりの砂の量。これを白くするのに、結構顔料を使った。

レジンに対して、顔料が多く混ざると硬化不良になるというので、固まるかはもう神頼み。


とにかくこの砂を白く染めたいのだ。


暗い砂でこの青空の海は表現できないんだ。

 

 

白く染まった砂をはじから敷き詰めていく。
想像以上の砂が必要で、途中で継ぎ足して使った。


砂を手前が型いっぱいに、徐々に低くなるよう敷き詰めた。
そして奥に海の一層目を流し込む。


この海はターコイズブルーの透明感あふれる海。
奥に向かって色が濃くなっている。

それを表現するため、一層目は透明なブルーのインクを使った。


これはこの間、新宿まで画材を物色しに行った時に、レジンを透明感あるブルーに染めることが出来るインクに出会い、一目惚れして購入したもの。

買っておいて良かった。

 



 

 

2日目 海の二層目を作る・樹脂粘土で草を作る

砂は白く、しっかり固まる。一安心。

 

海の二層目を流す。
海の色はエメラルド強めに少しブルーを混ぜて着色。

型に流し込もうとした時、頭の中に、この間ふと100均で購入した
ブルーのオーロラフィルムが浮かぶ。


これを入れたらどうだろうか。
太陽の光の反射を表現できないだろうか。


エメラルドに染めたレジンを少量別カップに移し、オーロラフィルムを入れた。

海の奥になるところにオーロラ入りレジンを流し、手前にエメラルドを注ぐ。
これで型の2/3量が海になった。

 

レジン作業が終わったら、今度は届いた樹脂粘土を広げてみた。

 






息子の粘土マット(ディズニー英語システムの体験でもらった下敷き)を広げる。

初めての樹脂粘土。
どんなもんかとにかくやってみないとわからない。

最悪、真っ直ぐに伸びた造花はユザワヤで買っておいた。
ダメだったらこっちでなんとかしよう。


写真の草は深い緑色をしていて、ターコイズブルーの海とのコントラストが美しい。


私の持っている緑系のアクリル絵の具(そんなにない)をかき集め、粘土を着色し、草を作った。

 

 

 

3日目 海の三層目と白波、草を作り直す

朝、粘土が固まっていたので、昨夜作った草に、ニスを塗った。
この写真の草は艶がある。

 

 

夜、レジン作業。

三層目のレジンはエメラルド一色。
そして、小分けにしたレジンを白に着色する。

エメラルドは型の上まで入れて、手前の砂浜とエメラルドの境目に白レジンでラインを引く。

レジンが少し固まるのを待ち、ヒートガンで風を送り、波を作る。
ちゃんと波はできるだろうか。

今、綺麗にできていても、レジンは動きながら固まるので、明日には形が変わっている。
思うように作れるまでにはまだまだ修行が必要だ。

 

 

レジンが終わるとニスを塗った草を確認。
良い。けど、とっても良くはない。

写真の草はスジがある。

もっとこの草っぽく出来ないかな。
色味ももっと暗い方が海と合うなぁ。

 

杏ちゃんの動画を見て覚えた、樹脂粘土を袋に入れる方法を真似る。
草も少し暗いものを作ったり、黄色を足したりして、同じ色だけど微妙に違う草を作った。

前回より大きく作り、平に潰した後、爪楊枝でラインを入れた。

↑ピンぼけ&手の汚れ。
作業中の映えを作れないゆずた。

 

 

 

4日目 白波割れる。二層目の白波を作る

翌朝、昨夜作った草にニスを塗っておく。

 

1度目の白波が綺麗に決まっていたら、ここで終了だったレジン作業。

翌日見ると、白波は蝶のように二つに割れている。
やり直すのか、、なんとか出来ないか、、、

 

夜まで悩んでいた。

 

 

夜、固まったレジンを型から出して確認。
やはり白波は綺麗に左右に割れている。

 

綺麗じゃないことはないけど、こんな風に波は割れない。

 

 

考えた末、もう一度、白波の上に白波を作ることにした。
打ち寄せた波の上に新たな白波が乗る感じを表現できるかもしれない。

 

エメラルドのレジンと、白いレジンを用意し、型から外したレジンの上にエメラルドを薄くひく。こぼさないように。

そして前回の白波の奥になるよう、白いラインを引く。
固まるのを待って、ヒートガンで白いラインを広げていく。

 

頼みます。
今度は割れませんように。

 

 

5日目 白波は綺麗に固まるが気泡発見

白波、今度は割れなかった。
でき上がったレジンを隈なく観察。

 

すると表面に気泡がプツプツと入っているじゃないか・・・

この水面に気泡や埃は厳禁。
この上に薄く透明レジンを流すことに。


これでレジン作業は完了。

 

 

7日目 最終仕上げ

汚れを磨き落とす

レジンの完全硬化を待ち、翌々日の作業。

裏面に溢れたレジンが付着してしまっていたので、削って磨く。

コンパウンドの威力はすごい。
ピカピカのツヤツヤ。

(写真にコンパウンドが写っていない不思議)

 

↑上部にレジンの付着。



↑磨き切ったレジン(写真右)

 

 

 

レジンの研磨は


#240番の耐水ペーパーから、
#400→#600→#800→#1000→#1500→#2000→#3000→#4000→#5000→#10000 の順番で磨き、

コンパウンドの粗目→細め→仕上げ目
の順で艶出しします。

 


レジン研磨は果てしない作業。


 

空気の穴にレジンを詰め、手触りチェック

砂の部分に空気が入っていて、りすみさんの手を傷つけたら大変なので、穴にUVレジンを流し硬化。
角もヤスリで痛くない程度に落としていく。

 

 

植物を植えていく

ピンバイスで砂部分に穴をあけ、木や植物を植えていく。
植えた後はUVレジンで硬化。

 

粘土で作った草はそれっぽい形に固めていき、下を削ぎ落とし、UVレジンで固定。

粘土はやはり脆いので、葉全体にUVレジンを塗り強度を上げる。。

 

 

そして全体にバランスを見て、初日に作った小さな草を植えて、、。

 

 

思い出の海・完成

というわけで、完成した海!!!

 

アクセサリートレイとしては海側を使うのだけど、是非、こちらからの景色も見てもらいたい!

海のグラデーションなどはこちらからの眺めでイメージしてます。
空は作れないけど、眩しい太陽と青空を感じてもらえたかな。

 

 

他の角度から。


 

 

並べてみたかった





そして海と人魚が出会う

 

ありがとうございます!
私もこの写真で、全てを見ることができました!

 

りすみさんをイメージした人魚キューピー。

 


待って、髪型、可愛すぎませんか!!!!!
赤いお花も映えまくり泣

 

 

youtu.be

 

こちらで杏ちゃんのキューピーさんの制作過程もご覧になれます!

 

 

本当に幸せな作品を作らせて頂き、ありがとうございました!

 

 

 

と思いきや。

 

 

 

葉っぱ折れてました・・・・・・

 

 

初めての樹脂粘土、舐めてました。
作品届いた時には折れていたそうで・・・

 

 

 

粘土の旅に出てきます。

 

 

優しいりすみさんはこのままで良いと気持ち良くおっしゃってくれましたが

 

着いた時に既に破損は私がちょっと許せない・・・
納得行くものを作り直して出直したいと思います。


だから作る前にしっかり考えろと言ったのに!(もう一人の私の声

 

 

 

出戻り作品をお待ちください涙

りすみさん、素敵な時間をありがとうございましたーーー!



 

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